私は小学4年生の頃から小学6年生のころまでいじめに遭っていました。
いじめに勝ちたい、という気持ちものすごく分かります。
でも、「いじめに勝ちたい」といっても、いじめそのものに打ち勝ちたいのか、それとも、いじめてくる人たちに勝ちたいのか、で気持ちの持ち方は変わってくると思います。
この記事では、
ポイント
- いじめを受けていた当時の私がしていたこと
- いじめを受けていたときから20年経った現在の私が思う「いじめに勝つ」ということ
について書いています。
少しでも心が軽くなっていただけたら嬉しいです。
目次
いじめられていた当時の私がしていたこと
当時の私は、いじめをしていた人たちに直接なにか意見を言うということはできませんでした。
では、当時の私はなにをしていたのか?
いじめを受けていた当時10歳の私がしていたことを書き出してみました。
当時の私がしていたこと
- 負けた気がするので、休まずに学校に行った
- いじめをしていた人たちの前で泣くことはなにがなんでも堪えた
- 睨み返した
- 勉強を頑張った
当時の私は、いじめに勝つなんて考えてはいませんでした。
ただ、いじめに負けたくないと思って、必死にやっていたことが上記に書いたことです。
いじめを受けているときに、やめた方がいいと思うこと
当時の私は、「負けないぞ」と思って必死にやっていたことですが、それが余計に自分を苦しめてしまうことになっていたのだと今なら分かります。
なぜなら、上記に挙げた方法は、自分で自分を追い詰めているからです。
いじめに負けるから、学校を休んでは駄目
いじめに負けるから、泣いては駄目
そうじゃなかったんです。
自分で自分をさらに苦しい状況に追い込んで、駄目なことを増やしていって、逃げ道をなくしていく。
そうするのは、一番やめた方がいいことだと今なら分かります。
そもそもいじめに勝つとは?
「いじめに勝つ」ということが、いじめをしている人たちに勝ちたい、一泡ふかせたい、その考え方は人によっては「なにかを頑張るための力」になることもありますが、そうでない人は余計に自分を追い込んでしまいがちです。
小説や漫画、ドラマの世界では、いじめを受けていた人が華麗な変身を遂げて一泡ふかせる……なんてシーンもありますが、現実だからこそ上手くいかないところがあります。
だから、いじめに勝つこと=いじめてくる人たちに一泡ふかせたいという考え方はあなたの心を苦しめることになると思うので、やめた方がいいと思います。
私が勉強を頑張っていた理由
「なにかを頑張る」ときの意識をいじめてくる人たちに向けるのではなく、「自分の本当の想い」に意識を向けてほしいです。
私も、いじめてくる人たちに勉強で負けたくなくて必死に勉強しました。
でも、それはずっといじめてくる人たちに心を囚われていたということ。
だから、私が、願うのは、なにかを頑張るとき「自分の本当の想い」に意識を向けてほしいということです。
例えば、勉強を頑張るとき「好きな人と同じ学校に行きたいから」「スキルアップしたいから」「推しと同じ言語を話したいから」のように、自分の心が望むことを原動力としてほしいです。
いじめを受けていた私が考える、いじめに勝つ方法とは
これは、いじめを受けている人がどういう状況かによってなにを一番に選択するのかが変わってきます。
①環境を変える(学校や職場に味方がいないとき)
環境を変えることって恐怖がつきまといますよね。
学校を引っ越したら親に迷惑がかかるかも、職場を変えたら家族に迷惑がかかるかも…………そんな不安な声が頭の中で聞こえてくると思います。
私もそうでした。
慣れ親しんだ土地を離れるのは怖い、行った先でもいじめられたらどうしよう、私が引っ越したいなんて言ったら両親だけじゃなくて弟や妹にも迷惑をかけてしまう、そんないろんな声が出てきました。
環境を変えることは、逃げるみたいで、それが負けたみたいでいやだと思っていました。
だけど、私を大きく変えたのは、高校を卒業後、短期大学に入学するため地元を離れたことです。
地元を離れたことで、友人もできました。学校も楽しいと思いながら通学することができました。
環境を変えることはすごく勇気のいることです!
なにか今までと違ったことをしようとすると、脳は今を維持しようという恒常性が働きます。
「今を変える、それは一度脳を破壊したのと一緒」です。
環境を変えるのってすごく勇気のいることなんです。
それを選択できただけで、私ははなまるをあげたいです!!
恐れ多いのですが、少しだけ、私の書いている小説の言葉を紹介させてください
逃げることはすごく勇気がいることだと思う。でも、逃げた先は逃げ場所なんかじゃない。自分が自分でいられる、居場所っていうだけ
自作小説より
向き合うということは、いったん箱のなかにしまっておく。そして、全力で好きなことにだけ集中するの。お化粧してみたり、好きなお洋服着てみたり、ね。
引用先:カクヨム自作小説「陰と陽~夏休み中に垢抜ける女の子の話~」
コンプレックスだと思っていることからいったん離れることで、蓄えられるパワーがあるの
②「私はそうされるのが嫌だ」と相手に伝える(周りに助けてくれる人がいるとき)
いじめてくる人は、「こいつならいじめてもいいや」と思っていじめてくるのではないかと思います。
私自身、「なにも言い返してこなさそう」だと思われているから、上から目線で話してくる人が周りに多かったのではないかと今なら思います。
まずは、「私はなにを言われてもいい私」というセルフイメージをなくすことが大事です。
書いていて思うのですが、なかなかされたことに対して「嫌だ」なんて言えませんよね…………。
言えるのであれば、頑張って伝えてみる。
言うのが難しいのであれば、セルフイメージを変える練習をしてみる。
ということをおすすめしたいです。
まとめ
いろいろご紹介させていただきましたが、どうでしたでしょうか。
少しでも力になることができたのならば、嬉しいです。
いじめに勝つ方法
- 環境を変える
- 私はそうされるのが嫌だと伝える
おわりに
いじめへの執着を手放すことが一番、自分のためだと思います。
そのためには、絶対に自分の心をゆっくりと癒すことが大切です。
どうか、自分を大切にしてあげてください。
世界でたったひとりのあなたという存在を大切にしてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
あなたの今が幸せに包まれますように。