いじめの克服

大人になったからこそいじめのフラッシュバックが辛い。私の考える4つの対処法

いじめのフラッシュバックは、怖くてしんどいものだと思います。

フラッシュバックしてしまう人の中には、深い傷となり心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる場合もあるのだと、いじめのことを調べていて分かりました。

私自身は、PTSDと診断を受けたわけではありません。

ですが、「胸が締め付けられた感じがする」「身体がこわばる」といったような症状が出るときがあります。
人によって症状の大きい小さいはあるとは思うのですが、辛さを抱えているのはすごく共感できます。

私は、本を読んで心のことを学んだり、コーチングやセラピーを受けて、「自分の心が楽になる方法」を学んできました。

そんな中でも効果のあった4つの対処法をご紹介しています。

なにか一つでも心が楽になるのに役立ってくれたら嬉しいです。

大人になり、親になったからこそ感じるいじめのフラッシュバックの辛さ

私が、フラッシュバックを辛いと感じてしまうのは、息子が幼稚園に入学してからでした。

それまでは夢でいじめられていたときのことをたまに夢に見るくらいだったのですが、現実にあの日々のことがちらつくようになりました。

①息子と自分を重ねて見てしまう

私は小学生の頃、いじめに遭いました。

友達と呼べる友達は高校2年生くらいまでいませんでした。

だから、ひとりで遊んでいる息子を見るとどうしても「あのときひとりだった私」と重ねて見てしまいます。その度に胸がぐっと締め付けられまいます。

②幼稚園の送り迎えが怖い

私がより強くフラッシュバックを感じるのは、「女性の集団を前にしたとき」です。

女性の集団は、どうしてもいじめをしていた人たちと重なって見えてしまいます。


いじめていた人たちとは、まったく違う人たち、また場所もまったく別の場所であるのは分かっているのですが、身体がこわばってしまいます。

フラッシュバックしてしまったときの4つの対処法

①辛かった自分を認める

私はフラッシュバックしたとき、笑い飛ばしていました。
「もう何年も前のこと」「今の私とは違うんだから」と…………。

でも、笑い飛ばしてしまうと、余計に辛くなることが分かったんです。

『小さかった自分が受けた傷を、大人になった私が笑い飛ばしちゃ駄目だ。
あの頃の私が、大人の私に「たいしたことない」って笑われたら、どんなに傷つくだろう』

そんな風に思いました。

だから、大事なのは、笑い飛ばすことではなく、「私辛い思いをしてきたんだった。今だって、辛い」とちゃんと自分の気持ちに向き合って寄り添うこと

そうすると、少しだけ心が軽くなりました。

できるならば、小さい頃の自分に、今の自分が寄り添ってあげてほしいです。

②辛さや悲しさを受け止めてくれる人に話す

一人で過去の辛さ、その過去の辛さがもたらす今の辛さを抱えこむのは、きっとしんどいと思います。

もし、あなたの周りにあなたのことを受け取めてくれる人がいるならば、少しだけ話してみてはどうでしょうか。

私は、旦那さんにいじめられていた過去の出来事、幼稚園の送り迎えの辛さを話した時、心が軽くなるのが分かりました。

自分ではなく、人に「辛かったね」と言ってもらえると、心が軽くなる。

「なに!そのいじめてた奴ら!むかつく!!」と怒ってもらえると、心があたたかくなる。

ありきたりな言葉になってしまいますが、この言葉を送らせてください。

「ひとりで背負わないで、誰かに相談してみてください」

私も旦那さんだけではなく、セラピストの方に聞いてもらったりもしました。

きっと、誰かに話せない人は、臆病な人じゃなくて、人一倍優しいのだと思います。
言った相手を困らせてしまうんじゃないかと、そう考えているのではないでしょうか。

でも、大丈夫です。

話しを聞いた相手は困ったりしません。絶対に。

あなたが話したいと思って話した相手は、困るような人じゃないと私は思います。

③「私は強い」と口に出してみる

なかなか、実践するのには難しいし、やっていても、心の奥の部分に引っかかりがあると上手く効果を発揮してくれない方法だと思います。

「アファメーション」というやり方で「なりたい自分自身に今すでになっている」という気持ちで自分自身に肯定的な言葉をかけるというコーチングやスピリチュアルなどで用いられる方法です。

私も実際にやってみました。

幼稚園に息子を送って行く前と迎えに行く前の車の中でなりたい自分の画像(憧れの人やキャラクター)を見ながら「私は強い、私は優しい」と唱えてから、息子の元へ行きました。

すると、少しずつですが、背筋が伸びて、堂々としてきたような気がします。

「言葉の呪い」はやっかいで、いつまでもまとわりついてきます。

何度も何度も、自分を肯定する言葉を繰り返す。自分を褒める言葉を繰り返す。

そうすることで、少しずつですが、自分で自分をけなす回数が減りました。

④「今ここ」に意識を向けてみる

いじめられていた過去がフラッシュバックして、辛くなったら、目の前の我が子を抱きしめるようにしています。

あとは、心身をリラックスできるヨガをYouTubeで再生してヨガをしたりしています。

今は、いじめられていた過去の私とは違う。

目の前の幸せを感じることに集中するんだ!!

と意識してやっていると、いじめられていた過去から「今」へ早めに意識を戻せるようになってきました。

なにか、「今」に戻ってこれるようなきっかけとなる人やものをお守りとしてそばにおいてみるのは、とてもおすすめです。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

少しだけでも、心が軽くなってもらえたら、それが一番幸せです。

どうか、あたなの今がたくさんの幸せで包まれますように。

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