
私は、いじめを受けた過去があります。
それから、10年以上経ち、現在28歳。今は、大好きな人と結婚して、大好きな2歳の息子がいます。
そんな毎日幸せな今ですが、いまだにいじめを受けていたころのことを思い出します。夢にいじめをしていた人が出てくることも何度もあります。
目次
いじめを受けていた過去
私は、小学4年生の頃から小学6年生の頃まで、いじめを受けていました。中学もいじめとまではいきませんでしたが、似たようなものでした。
主な主犯格は、同じクラスの女子2人でした。
しかし、その女子2人を中心として、クラスの女子や一部の男子からもいじめを受けていました。
頻繁にかかってくるいたずら電話、ズタズタに引き裂かれた連絡帳、大好きだったアニメの筆箱も壊されました。
悪口はわざと聞こえるように言われ、すれ違いざまに「死ね」や「キモイ」と言われたこともあります。
学校に行くのが辛くて辛くてたまらない日々でした。
いじめを受けた過去から、幸せだと笑える今の自分へ
あなたにとって「いじめの克服」とは?
いじめを受けていた人は「いじめられていた過去を克服したい!」「どうやって克服したのか知りたい!」と思う方が多いのではないでしょうか。
では、あなたの思う「いじめを克服できた状態」とは、どういう状態でしょうか?
私は、自分では、まだいじめを克服できたとは思っていません。
「克服」とは、「努力して困難に打ち勝つこと」という意味があります。
私の思う、「いじめの克服」とは、
いじめていた人(加害者)を許すこと
いじめられていた過去を忘れること
いじめていた人(加害者)に会っても、普通に話せるようになること
だと思っています。
私は、いじめられていた過去から、特別な努力をして、今笑えるようになったわけではありません。
いじめを受けて辛い思いをしたあなたが、どうして、その過去に打ち勝とうと頑張らなければいけないんですか!
もう充分頑張ったのに。
いじめに耐え抜いて、自分に何か原因があるのではないかと自分を責めて、大人になった今でもいじめられていた時の夢を見たり、人と話すのが怖くなったり……。
私は、辛い過去を背負いながらも生きていることが、もう充分頑張っていると思うんです。
あなたがあなたの笑顔を取り戻すためにできること
特別な努力をしなくても、笑えるようになります!
私が、だんだんと笑えるようになったのは、いじめっ子たちがいない環境へ身を置いたのが一番の理由です。
いじめっ子たちがいない環境へ行くのは
逃げた気がして嫌だ
何だかいじめっ子たちに負けた気がする
なぜ私の方が慣れ親しんだ場所を変えないといけないの?
と思う方もいると思います。
私がそうでした。
父は地元が大好きです。
そんな地元が大好きな父が、当時、いじめを受けていた私に「引っ越すか?」と私に言ったことがありました。
私も地元が好きだったので離れたくなかったし、いじめっ子に負けた気がして、引っ越すという選択はしませんでした。
しかし、都会の短大に通うようになり、自然と環境が変わりました。
いじめっ子も、私がいじめられていたことを知る人もいない環境は、自分が思っていたよりも、心が穏やかになりました。
環境が強制的に変わったことにより、自然と笑えるようになっていきました。
いじめっ子たちと同じ環境にいる方、いじめっ子たちとどこかで会う心配がある方は、思い切って環境を変えてみたらどうでしょうか?
これは、決して負けたとか逃げたとかいう話ではありません。
私が、環境が変わったら、自然と笑えるようになったように、いまだにいじめられた過去のせいで笑えない方に、「幸せだ」と笑ってほしいのです。
まとめ
いじめを受けた過去というのは、いまだに心に深い傷を負っています。
そんな辛い過去を背負っている時点で、あなたはもう充分頑張っていると思います。
いじめを克服しようなんて思わなくていいんです。
特別な努力をしなくても、自然と笑えるようになる日はきます。
私が自然と笑えるようになったのは、
いじめっ子たちのいない環境へ自分の身を置いたことです。
一度、自分がずっと行きたかったところや、心が落ち着く場所へと、環境を変えてみたらどうでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
このブログを読んで、少しでも心が軽くなったら嬉しいです。
笑顔になって頂けたら、さらに嬉しいです。
一緒に、笑っていきましょう!充分辛い思いをしたのですから、その分幸せになる権利があるはずです!
いじめを受けた過去のある私は、今、元気の出る、前を向ける小説をカクヨムというサイトで書いています。
もし、興味のある方がいらっしゃったら、読んで頂けると嬉しいです。
→陰と陽~夏休み中に垢ぬける女の子の話~
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おわりに
カクヨムというサイトで「いじめられっ子、母になる」というエッセイを連載し始めましたので、よかったら、覗いてみてください!
【小説紹介文】
小学4年生の頃から小学6年生の頃までいじめを受けていたわたし。高校まで、友達と呼べる人はいなかった――。
いろんな出会いをきっかけに友達もでき、旦那さんとも巡りあえた。そして今では4歳児の母である。
そんな最愛の息子が幼稚園に通い始めたとき、10年以上前にいじめを受けたという出来事が大きな壁となり立ちはだかる。
息子に誇れる母ちゃんになりたい母の育児奮闘記です。